正常な背骨は横からみると、全体ではS字のような形をしています。
そのうち首の部分はちょうど弓矢の弓のように前に凸のカーブをしています。
これは重たい頭を支えるのに有利な構造なのですが、その大事なカーブがなくなって、真っすぐになってしまった状態をストレートネックと言います。
ストレートネックの症状
以下に心当たりのある方はストレートネックになっている可能性があります。
- 肩や首、肩甲骨などのコリがひどい
- 首が動く範囲が狭くなっている
- 長時間のデスクワークをすると頭痛がする
- 目が疲れやすい
- 猫背である
ストレートネックの原因
うつむいた状態でいることが習慣になっているとストレートネックになりやすいです。
現代人はデスクワークや長時間スマートフォンを操作するなど、ストレートネックになる要因が増えてきています。
また、睡眠時に高さの合わない枕を使用することでもストレートネックになってしまうことがあります。
治療
まずは医師の診察の上、ストレートネックの進行状況を確認します。
レントゲンで最大限、首を前屈した状態や最大限に首を反った状態を撮ってみることも有効です。
お薬で痛みやコリを緩和したり、進行具合によって理学療法士(PT)によるリハビリテーションを組み合わせて治療していきます。
予防
ストレートネックは日々の習慣で予防を心がけましょう。
下記の点を意識しましょう。
- 同じ姿勢を続けないように意識しましょう
- デスクワークの場合、1~2時間に一度は軽く身体を動かすようにしましょう
- 適度に運動をする習慣を取り入れましょう
- PC画面の高さ椅子の角度、椅子の高さを調整して首への負担の軽減を図りましょう
もりのみや整形外科では、整形外科専門医・脊椎脊髄外科専門医である院長による診療と、理学療法士(PT)によるリハビリテーションを実施しております。
ちょっとした身体の不調でもお気軽にご相談ください。
スタッフ一同、チームで患者様の健康をサポートいたします。